M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第848号(2021.7.19~7.25)この世は全て催眠だ(589)〜仕事完遂力を性質に組み込め!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(589
仕事完遂力を性質に組み込め!

 私が毎朝心がけていること……!それは、プロになれた報告を我が中学校の恩師・得津武史先生にした時に賜った金言、「初心忘るるべからず!」を常に心に焼き付け、①“音楽への愛”、②潜在意識の機能を生活に役立てるための啓蒙、③科学を超えた世界(超科学)=ニューエイジ・サイエンス(精神レベルによって結果が変わる世界)の実証、これらをライフワークとして、毎日を精一杯生きることです。
 しかし、よくよく考えると人間の脳味噌や心は、やる気が出たり、虚(うつ)ろになったりと気変わりすることはあっても、その出処は一つです。我々人間は多重人格的に気が散る時も、逆説的に考えれば、多重人格という一つの性質から発しています。従って、私は上記の三つのことをシッカリやろうとするのではなく、一つのことを完遂すれば、一事が万事…心が「何事も一所懸命」となり、
 「“愛の実践”を主眼に、今日一日を全うするぞ!」
と、思うだけで、作曲、楽器練習、執筆、講義、啓蒙と多種多様な仕事に思える内容も、一つになることに気付きました。
 35歳でM&U SCHOOLを開校して以来、ほとんど病気や怠慢で穴を開けることなく今日に至っているのも、「為すべき事を終えてから、自分自身の“快”に向かう」と心に決めた事によることの(神さまからの)恩恵だと思っています。
 かと言って、ずっと健康であったわけではありません。4年前に二ヶ月、硬膜外腫瘍で入院したため、皆さんへの講義が抜けて迷惑をかけました。しかし、その間も執筆や作曲編曲のデスクワークは、精魂を込めて完遂できました。
 それ以外は健康だったのかといえば、そうではありません。正月やゴールデンウイーク、そしてお盆など、まとまった休日に寝込むことも屡々でした。不思議なもので、「休みだ!」と思った時に限って、気が緩むのか、それまでどこかに潜んでいた“病魔が現れてくるのか、ぶっ倒れたこともあります。これは、病を根絶することは出来ないまでも、時期をずらすことは精神力で可能なのだと私は考えます。正に「病は気から」ではないでしょうか。
 ですから、何事も「一事が万事!」……昔の軍国歌謡にも、
 「生きている間の一仕事、男ならやってみな」
とあるように、「大業を成す人は“たった一つのこと”をキッチリと成し遂げた人間である」という確証が執れました。“たった一つのこと”…それは「仕事をやりきる=完遂力」を身につけることだと私は思うのです。

 

★★楽器は嘘をつかない!★★

 私の音楽に対する“情熱”は音楽に止(とど)まらず、自分の情熱や感情、そしてブレない論理や理性を構築する原動力です。スクールを開いて35年になりますが、我が校を去って行った人の性質を調べてみると、住岡夜晃先生の明言「念願は人格を決定す。継続は力なり!」に集約されており、石川洋(よう)先生の格言「人生逃げ場ナシ!」の通りです。
 私はこれに気付いただけでも幸せ者だと、69年の人生で遭遇した人や事象(出来事)に感謝しています。“影響”は良いことだけから受けるのではなく、「反面教師」という言葉があるように、良否総てを勉学の糧としてきたからこそ、感じ取れたのです。そして、良い人や良い事象、また悪い人や悪い事象と遭遇し、糾える縄の如く幸不幸の波瀾万丈を体験するのも、その刹那(せつな)(それに直面している瞬間)は、「己自身の心の在り方と類項作用によって、事象が起こる」と断言するまでに至りました。
 人の性質こそまさに“人格”そのものですから、それは二元論の世界です。つまり、「やるか、やらないか」から始まり、「続けるか、投げ出すか」でその人間の人生は決定されます。そして、その途中で色々な事象に遭遇しますが、その時、「楽得」を基準にした選択をする人間は、たいがいそのしわ寄せに翻弄された人生を歩みます。
 私は楽器に出逢って本当に幸せと感じています。その意味は、「美しい音楽を奏でられるから……」といったロマンチックなものではなく、「楽器に虚飾は無い!」ことにあります。つまり、練習をサボれば必ず下手になり、練習の仕方を誤れば上達は決してあり得ません。則ち、身についた技術は、その良し悪し全てがその人間の念願や人格そのものの反映なのです。それこそ孫子「迂直(うちょく)の計」が説くように、それに対する“時間”の掛け方、そして作戦の立て方(音楽では練習方法)そのものが結果に結びつくのです。それは「気付き」というアイデアが湧き出す泉との出会いを招き入れ、やがて、それがその人間のアイデンティティ(独自性)に組み込まれてゆきます。このように“成就”をもたらす人間のプライマリー(原初的)な性質は、美空ひばりのヒット曲「人生一路」の歌詞、
 🎵一度決めたら二度とは変えぬ
  これが自分の生きる道
  泣くな迷うな苦しみ抜いて
  人は望みをはたすのさ
の通りです。
 先ずは、決して「諦めない根性」を培うのです。“苦”から逃げた人間で尊敬を勝ち得た人間がいないように、大願成就を手に入れるためには、“継続力”と“師”の存在が車の両輪のようにバランス良くあることが必要不可欠です。
 私にとって楽器は“苦”をもたらす恐ろしい存在です。これに挑戦する意気込みこそ、“念願”を心に宿した人間が、その多難な事象に挑み、それを乗り越えた後に来る「完遂した至福の歓び」を心に描くことで、次への挑戦心を掻き立てる原動力とするのです。

 

     この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/