M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第500号(2014.11.17〜2014.11.23) この世は全て催眠だ(242)〜“念願”は人生を決める最大要因!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(242
〜念願”は人生を決める最大要因!

 パンパカパーン、パパパ、パンパカパーン!(ファンファーレ)皆さん、この“今週の喝”も今週で500回を重ねました。10年を超える長きにわたって、読み続けて下さった方もおられ、感謝の念にたえません。心よりお礼申し上げます。
 広島の教育者で仏教の研究家でもある住岡夜行先生の、
  「念願は人格を決定する。継続は力なり!」
という“讃嘆(さんだん)の詩(うた)”に触発され、皆さんに我々人間が持つ超能力とも言うべき偉大な潜在エネルギーを、健康、経営、能力開発に生かしてもらおうという、壮大な意図をもってこのシリーズを書き始めました。
 人間の“継続力”は、成功の基であることは誰もが承知していますが、いざ続けようとなると全うできる人間はとても少ない。
 かく言う私も例に漏れず、子供の時より何をやっても中途半端でした。一所懸命に心では「継続」の二文字を思いうかべるのですが、殆どが“三日坊主”……(>_<)!
 そんな私も、中学に入り、得津武史先生指導の下、吹奏楽部だけは続けることが出来ました。この紙面でも幾度となく取り上げましたが、得津先生はスパルタ教育で私たち今津中学校を、15回も全日本吹奏楽コンクール優勝に導いた先生です。初めは、先生が怖いからクラブを辞められなかったから続いたなどと考えたこともありました。また、友達が続けているのに自分だけ辞めるのが悔しいからと思ったりしましたが、今振り返ると、そのような外的要因では、我々人間の“継続力”は生まれないことが分かりました。
 まさしく、その原動力は自分自身の心の奥底=潜在意識に、「日本一になって私たちの街や学校をみんなに知ってもらうんだ」という使命感が、苦しい練習を乗り越えるための「意味」の役割を果たしたのです。その苦しみを乗り越えた先にある、充実感、満足感、達成感を想定し、それを実感できたときの悦び=人生の悦びをゲットする姿勢を植え付けるという、内的要因にあるという結論に辿り着きました。

★★催眠現象は、潜在意識の機能証明!★★
 人は外部から強制されたり、物欲でモチベーション(やる気)を湧かせても、決して長続きしません。会社などで怖い上司に命令で何かをさせられても、真からのエネルギーは発揮できませんし、その怖い人が居なくなれば、やらなくなりますし、物欲によるモチベーションも、それが手に入ったときから継続力は失せてしまいます。つまり、人間の最大の敵は、自分の心の中にある「慣れ・垂れ・飽き」なのです。その敵を作り出すのは、何事も自分の内側では無く外側に目標を定めるところから起こります。
 また、我々の“性質”は反復することによって強化され、最終的には潜在意識に定着し、再び性質に組み入れられます。この心の性質が良い形(継続力)にはたらけば、爽やかな道徳性豊かで丁寧な人間になりますが、悪い方(飽き性)に作用すれば不愉快で独善的な人格の人間になります。
 そのようなことは、誰もが重々承知しているでしょうが、では、「何がその明暗を分けているのか」と言うことになると、中々正確に把握している人はいないのです。何故なら、我々人間は一つのことに集中して成果を上げるためには、他の余分なことは“無意識”に行わなくては気が散ってしまい、集中できません。従って、それ以外は意識せずとも良いように、天はこの世の生き物のメカニズムを作りました。
 それは例えば、数学の問題を解いているときに、呼吸や心臓鼓動など生命維持に必要な動作は、自律神経という潜在意識のエネルギーに委ねてしまう……言い換えれば、無意識にコントロール出来る仕組みになっているのです。しかし、入学試験など意識を働かせざるを得ないような状態になると、呼吸は荒くなり、心臓鼓動が激しさを増します。すると、今まで働いていた頭脳が急に乱れ出したりします。つまり、無意識に働いている機能も、時と場合によっては、心を乱し、その乱れが生理機能に悪影響をおよぼし、失敗の憂き目を見ることもあります。先週のテーマで取り上げた「上がる」のも、このメカニズムの作用です。
 ですから、私たちは我々自身の心と身体の関係をしっかりと認識し……つまり、無意識(潜在意識)の働きを正確に理解して、心の乱れによる身体や動作の不整合をコントロールする術を修得することが大切なのです。それは、取りも直さず潜在意識という我々の生命を無意識にコントロールしてくれている司令塔の研究なのです。
 しかし、やっかいなことは、この司令塔は、目に見えないし、形もありません。それは、電波のようなものだと思えば分かり易い!電波は目には見えませんが、そこには厳然とした電波の性質があり、その性質を逆に探ることで電波の存在を裏付け、そして、利用することが出来るのです。
 潜在意識も同様に、そのメカニズムが長年の研究成果によって明らかにされてきたため、その活用法を磨いてゆけば我々の人生に大いに役立つことが分かってきました。今ここに連載している「催眠法」は、この潜在意識の性質の証明……人間の無意識の証明、心と身体のメカニズムの解明に繋がる重要な現象なのです。

この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/