M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第481号(2014.7.7〜2014.7.13) この世は全て催眠だ(223)〜愛は、人間であるための最大エネルギー!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(223
〜愛は、人間であるための最大エネルギー!

 「潜在意識開発は自観法に始まり、自観法に終わる!」
といわれるくらい、自分の感情や欲求を自分の理性でコントロールする技術である“自観法”は、素晴らしい効果を発揮します。
 それは、我々の深層心理に潜む“ロゴス”の性質、
 「もし、人が見ていたら……」
と思ったときに、善悪の判断を無意識にしてしまう作用を使い、内側(自分)から正しい方向への修正が促されるからです。
 嘗て、ビートたけしが「赤信号、みんなで渡れば怖くない!」というギャグを連発していましたが、これも“みんなで”というのがミソです。一人では、人の目が気になって自分自身に自制が掛かり、悪いことをしにくくなるのです。逆に、昔、大阪の釜が崎や東京の山谷(さんや)で日雇いにあぶれた労働者達が、ひょんな切っ掛けで大暴動に発展した事件がありましたが、これら集団心理も、先ずは自分の心中にある“理性”の糸が、「みんながやっている」という“みんな”によって切られたことが要因です。
 潜在意識は、いかなる生物に於いても、第一の働きは「生命維持装置」であることは変わりません。霊長類である我々人間は、そこに他の動物と一線を画す、善悪判断の「理性」をもっていることです。そして、その内在された判断基準は“教育”によって、気付きという形を取って形成され、やがて、無意識(潜在意識)に定着します。
 但し、以前にも言ったように、その理性的な脳は感情(心)と感覚(欲求)の連合軍の前には脆いのですが、ここに他の人間の眼が注がれると、援軍を得たようにそのパワーが回復してきます。その“人の眼”が、愛する人であるならば、逆転勝利する可能性がすこぶる大きくなるのです。
 つまり、愛を基盤にした人間関係の整合化こそ、我々人間が人間たらしむ最大のエネルギーなのです。
 
★★人間の潜在意識は現実と想像の区別がつかない!★★
 我々人間は、人の眼を気にする生きものであることはよくお分かり頂きましたね。その要因は、我々の中にアダム・カドモン(神の遺伝子:ユダヤ教の言葉)が宿り、それがSomething Great(天・神)と共振することで、我々に内在するロゴス(性質・本質)が目覚めるところから始まります。そして、それは善悪判断を無意識に行い、己の心中で自己葛藤が始まるのです。その勝敗の分かれ目は、感情と感覚という連合軍に対して、理性に“愛”という援軍が来るかどうかに掛かっている、と言うところまで理解していただけたと思います。
 しかし、愛をもたらす“他人”は、出逢いという摩訶不思議な縁によって生じますので、我々には儘(まま)にならないことばかりで、どうしようもありません。
 そこで、我々はもう一つの偉大な力に登場願いましょう。それは「想像力」です。これは、神が(多分)人間だけに与えた、神に類似したエネルギーであると、私は確信します。
 私が“想像する”に、神は自身の理想貫徹のために、人間を創り、そこに自己修正機能(サイコ・サイバネティクス)と摂理(正しきものは生き残り、間違ったものは滅ぶ)で進化するようにされたと思います。その自己修正機能の一つが、「他人の眼」と、考えれば全ての辻褄が合い、とてもスッキリとします。
 我々人間は、アダム・カドモンを有する神の子であると解せば、神と同じようにすることで、理想や願望が実現可能となるはずです。その鍵が「想像力」なのです。
 その証しに、我々人間は大まかに“想像”と“現実”の区別がつかないのです。ヘビが嫌いな人は、ロープを見てヘビと勘違いしただけで、実際にヘビに遭遇したように自律神経系は反応し、「鳥肌」になります。PTSD(心的外傷後ストレス障害)も、一度大きなインパクトのある出来事に遭遇した人間が、それを想像の中で反芻することで、自動的にその状態にならない方向に身体が動いてしまうのです。つまり、想像力が抑止力となって、危機回避を行う作用が過剰反応した結果です。
 逆も真なり!自分が心に描く理想的な事象を、くっきりとイメージすることで、私たちの自律神経系はその理想像に向かって一斉にシフトしてゆくのです。このように、書くことはいと易いですが、実際に理想のイメージをしようとしても、周囲の環境に邪魔されたり、気が散って心が定まらないことは、皆が体験済みです。
 どうすれば、私たちは心乱れずに「想像の翼」をひろげることが出来るのでしょうか。「精神修養が大切であるというけれど、お寺の修行などを見聞きするに、あのようにハードはことが、我々に出来るのだろうか」などと、益々心が乱れてきます。
 20世紀の中頃、潜在意識研究家のホセ・シルバによって開発された、シルバ・マインドコントロールは、わりと手軽に集中力をものにし、理想の姿を描く方法です。そのヒントは、子供が大好きなTV番組に釘付けになっている様子にあったのです。

この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/