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今週の喝 第478号(2014.6.16〜2014.6.22) この世は全て催眠だ(220)〜もしかして、戦争は麻薬?!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(220
〜もしかして、戦争は麻薬?!

 「戦争」……この世で最も悲惨な人間の所業であり、また最も人々が忌み嫌うにもかかわらず、この世から無くならないものの代表です。倫理的、理性的観点から見ても、また、その悲惨さから推測しても、決してやってはならないことなど、誰も意見の食い違いはありません。また、有名なドイツ軍人であるクラウゼビッツの著した“戦争論”にも、
 「戦争は、政治の最終的解決手段である」
と冷静に書かれています。しかし、そのドイツそのものが、二つの世界大戦を引き起こしたことも現前とした事実です。
 戦争という事象を研究すると、それはすこぶる「薬物」による人間の行動に酷似しています。それは、理性で分かっていても、何故かしら、歯止めが掛からない……まるで、脳回路ができてしまったように!
 私は、この残酷な事象の原因が、もしかしたら、“死”という極限状態を前にした人間の所業・行動において、その恐怖から逃れるための生理反応として、脳内ホルモン(物質)が分泌され、それが、勝利感覚と融合し癖化して、人を戦争へと駆り立てるのではという仮説を立て、戦争体験者を対象に調査してみました。
 すると、恐怖と過酷さの象徴であるべき、軍隊や戦争を肯定する人の何と多いことでしょう。不思議なことに「戦友」……生死・苦楽を共にした人間同士は、今もその時を懐かしみ、口では「戦争許すまじ」を叫びながらも、その実、そのような事態がひとたび起これば、馳せ参じる覚悟のある人が大勢いました。
 あくまで仮説ですが、戦争という極限状態は、人間の欲望達成のあらゆるものの頂点に存在するのではないでしょうか。軍歌の歌詞にも、「命投げだしゃ、怖くない」とあります。
 また、柳生流剣術教歌には、
「切り結ぶ刃の下ぞ地獄なる、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」とあります。これも、その覚悟をすれば、覚醒剤や麻薬物質と同様の脳内ホルモンが出ることを謳っているように思います。
 
★★深層コミュニケーションへのアプローチ★★
 さて、こんな物騒な戦争や麻薬の虜にならず、自分のモチベーションを上げ、自分の意志通りの行為行動をとるために、深層コミュニケーションの方法を学んでいます。つまり、自分の内側を変えるのです。戦争や薬物は、外部からの影響ですから、厄介なことになるのです。あくまで、自分の人生を決定するために、自分自身の内側のエネルギーを活性化するのです。それは、
 (1)自分の理想や
 (2)理想の人物像を想定し、
 (3)理想的なテキパキ行動をしている姿を想像する
以上のことで、我々はその人物に近付こうと興奮状態になります。それは、有名タレントのファンがその服装や行動を真似るのを見ても分かります。
 さて、そこまで自分の心を駆り立てることが出来たら、次に行うことは、
 (4)自分の姿と声をイメージの中でその人物に重ねて行きます。
 そして、いつの間にか、自分自身がその人物と同じように、堂々と振る舞ったり、発言しているところを思い描くのです。それも、
 (5)五感(眼耳鼻舌身)をフル動員し、身体全体で感じてゆく
のです。

 例えば、自分の憧れの上司が発言しているところを思い描くならば、その部屋の匂い、テーブルの感触、みんなの視線、椅子の座り心地etc.全ての感覚を用いるのです。そして、仕上げとして
 (6)無意識と契約を交わします。
 「無意識さん、これからは私の新しい行動を実際の場面で起こして下さいね」と自分の無意識(潜在意識)にお願いするのです。深呼吸ができて、肉体(筋肉)が柔らかくなったトランス状態に入っていれば、無意識は必ずOKのサインを出してくれます。それは、
 「これを受け入れてくれるならば、私の指がOKのサインを出す」
というように暗示すれば、不思議や不思議!チャンと指は
 「OK分かった」
とサインを送ってくれるはずです。
 この6つの行程が、深層コミュニケーションにアプローチする方法です。自分の成りたい姿に行動変革する基本パターンなので、暗記するくらい心と身体に叩き込んで下さい。
 挑む前は、とても複雑な感じがしますが、じっくり落ち着いて、呼吸を整え、リラックス状態を作り出して、この6パターンをゆっくりと実践して行けば、それこそ、とても気持ち良い状態がもたらされ「快」になりますので、自然に身に付いてくること必定です。何事も、頭で考えるのではなく、実際に身体を使うことが、深層コミュニケーションへのアプローチ修得原則です。

この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/