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今週の喝 第468号(2014.4.7〜2014.4.13) この世は全て催眠だ(210)〜お待ちかね!男女のコミュニケーション〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(210
〜お待ちかね!男女のコミュニケーション

 「遠くて近きは男女の仲」……古来より、最も身近にいて最も暗く深い川があると言われる男女の間には、深層コミュニケーションが不可欠であることは言うまでもありません。
 リビドー(性的触発)によって、求め合うのは肉体的、行動的な面です。心理的、精神的な面は、出逢いの後、どう燃えるか、また、消沈してゆくかによります。この部分こそ、暗示コミュニケーションの分野です。
 もてる人間は、相手の望むスタンスを見事に察知し、それをタイミング良く言葉と行動で伝えてゆきます。
 この暗示コミュニケーションが下手な人間は、ダサくて察しの悪いイモ!と言われても仕方ありません。
 全てのコミュニケーションは“催眠(トランス)パターン”です。
見つめ合う、男女の間のリビドーにも、強いトランス地場がはりめぐらされています。見つめ合い、言葉を交わす内に、浅いトランスから深いトランスへ2人の結びつきはどんどん深まってゆきます。
 男女の出逢いの当初は、直接的な表現を避けるのが一般的マナーです。いきおい間接的表現が多くなり、暗示コミュニケーションが頻繁に使われます。例えば、
 ●ちょっとした身体の気配
 ●視線の方向
 ●コトバのはしばし
に託して暗示メッセージをジャブのように反復して繰り出し、反応を見極めてゆくのです。
 私の友人のA氏は、若い時、初対面の女性に対しても、
 「君はボクをゼッタイに好きになるよ」
と、平然と切り出していました。その勇気には、感服するも、唖然としたものです。
 
★★暗示は反復攻撃から……★★
 「ギャハハ!」と笑い飛ばされても、「フン……!」と無視されても、三言目には“好き”というコトバをさり気なく会話に挟んでいるのです。私から見るとあまりもてているようには感じないのですが、不思議と女性達は、後で聞くと、それほど嫌悪を感じていないようなのです。
 反復は緩慢な催眠!
というように、彼は暗示メッセージの原則から見ても正しいアプローチをしているのです。
 この、さり気ない反復メッセージは、ヒットコマーシャルの第一条件でもあります。また後日、コマーシャルについては詳しく述べますが、会話の中に、それとなく忍び込ませたメッセージの反復は、確実に無意識に届き、相手を変化させてゆきます。
 「ボクの兄が、キミのことを好きな人がいるって言ってたよ……」
相当、回りくどく間接的な言い方ですね。でも、表現したいことは伝わっているでしょう。しかし、いつまでもこの様な言いまわしを続けているとバカにされてしまうのがオチですが……。
 この間、次のような男女に会いました。私は、スターバックスで、ただ彼らの横に座っただけなのですが……。
 女性「私、好きな人の前では緊張して、何もしゃべれないのよ」
そう言いながら、彼女はベラベラとよく話すこと話すこと!そして、あっけにとられている男性に向かって、しびれを切らせて
 女性「う〜ん、鈍感ねぇ。今だって、私、そうしているでしょ」
私は、「どこがやねん」と思いながらも、ユーモアを解さない男性のアイデンティティの低さに苦笑し、この女性のユーモア表現の豊かさに内心エールを送っていました。(でも、この2人はセンスに差がありすぎますね!?)
 
 少々お酒が入ると、社交上とても有効な手段がセクシー・ジョークです。お酒と共に、堅い防衛のカラをはずし、人間味に触れてゆく潤滑剤として、なくてはならない話材(リソース)であることは、みなさんも認めるところでしょう。
 そして、セクシー・ジョークほど直接的な話し方を疎(うと)まれます。それは、イヤらしく聞こえるからです。艶笑落語など、Hな話なのに、とても爽やかに聞こえるのも、間接表現で暗示に富んだ話し口調が、ほど良い笑いと共感で人を温かく結びつけてゆくからです。
 お酒のように、心のこわばりをほぐすこの機能は、男女の間に横たわる心理的距離を狭めてゆく暗示メッセージとして機能するのです。
 全ての行動の触発原点は「リビドー(性的触発)である」と喝破する心理学者ジークムント・フロイトは、
 「きわどい話しは、誘惑戦術としては、しばしば用いられるものである」
と述べています。これは、セクシー・ジョークが連想性を誘発し、話題をその一点に絞り込む役目を果たすからなのです。
 ここで一つ私見を申し上げます。私が男女間の話しをよくするのは、男と女のことはもちろん、部下と上司、営業とクライアントにも通用するからです。
(^_^)v

この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/