M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第361号(2012.3.19〜2012.3.26) この世は全て催眠だ(103)〜潜在意識は成功ツールの宝庫〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(103
〜潜在意識は成功ツールの宝庫

 古来より、偉人達が「全て潜在意識に任せよ」と喝破する、宇宙と直結するエネルギー!この人の無意識の中には、一体何が入っている(隠されている?)のでしょうか。
 個人的無意識の中には、その人の物の考え方や感情、そして、自分とはこう言う人間だというセルフ・イメージなど多くの情報が含まれています。そして、今までしっかりと話してきましたように、その個人的無意識は、もっと深い無意識によって支えられています。この深い無意識があって初めて我々「個人」が存在するのです。
 我々人間の最大の敵は、このことに気付かないまま、自分自身の“我意識”で行動し、その結果“苦”を生じさせる自分であると、過去の賢人達は言っているのです。
 我々人間という不思議な生命体は、不思議かつ偉大なエネルギーを深い無意識=宇宙的無意識から授かっているのです。この無意識の中には、

 ・記憶 ・感情  ・考え方 ・その結論
 ・言葉 ・想像力 ・推理力 ・思考力
 ・心のエネルギー
 ・衝動(突き上げてくる力)
 ・物事を認識して、一つの意味あるまとまりに統一する力
 ・生命の英知(宇宙の意志) ・胎内の記憶
 ・前世の記憶 ・この世での意味

など、数え上げれば枚挙に遑がありません。

=言葉は「話せる」という自信から修得出来る=
 潜在意識は、まさに我々人間が成功を得るためのツールの宝庫と言っても良いのです。その中でも、我々人類が万物の長としてこの地球を支配しているその根本要因は、まさに「言葉」にあります。
 我々日本人は、外国語に非常に弱い民だと言われています。私も中学の時に学んだある英単語の発音が、外国ではまったく違った発音であったことを思い出します。私が義務教育を受けていた頃は、まだ英語の先生も外国人と誰も話したことのないような人が教師として私達に英語を教えていたのです。ヒアリング(視聴覚)などという授業が初めて導入された頃でした。
 島国日本に育った我々は、外国人に話しかけられただけで、身体が硬直し、耳は馬の耳になり、脳みそは落ちこぼれを絵に描いたような拒否反応を起こしてしまいました。(もちろん、昔の話しですが……)しかし、私が、中学二年生の時に英語の先生であった今西先生は、「アメリカでは、赤ちゃんでも英語を喋る。難しいという観念を捨てろ!」と檄を飛ばしていました。その時、とても気が楽になったことを覚えています。
 物事は、才能以前にその人間の観念(その人間が信じている有様)が物事を大きく左右します。英語を難しいと思った人間は、英語アレルギーになります。音楽に於ける音符も一緒です。オタマジャクシが読めないという人は、♪音符アレルギーなだけで、その拒否反応を除去すれば、ある時、突然音譜が読めるようになるのです。英語も同じで、ある状態を乗り越えた時、不思議にヒアリングがまるで乾いたタオルが水を吸い取るように分かるようになります。本当に不思議な一瞬です。
 言葉や音楽は、人間の無意識の中にそれらを理解し組み立てる能力があるからこそ可能なのです。それは人種も洋の東西も関係ありません。人類皆に共通して与えられています。この能力のことを「生成文法(せいせいぶんぽう)」と言います。

 エイヴラム・ノーム・チョムスキー(アメリカ合衆国の言語学者で、哲学者。そして、マサチューセッツ工科大学の教授を務めた)が提唱した、人間の言語能力が「生成文法」です。言葉を覚え意味を理解し、そして論理を組み立てる能力は人間独自のものです。そのためには言葉を使いこなさなければなりません。その能力をチョムスキーは研究しました。そして、その能力は国民・人種の違いを超えて、全ての人間に先天的に与えられているという結論に達したのです。
 アメリカ人の子供がケニアで育てば、ケニア語を話し、日本人がフランスで育てば、フランス語を話します。しかし、英語や日本語は上手く話せないのです。チョムスキーはこのような文法を、生命的無意識、宇宙的無意識によってなされているのではという仮説を立て、研究を進めました。
 中学時代の英語教師・今西先生、アメリカでは子供でも英語で話していると言ったのは、まさに「生成文法」が我々人間に備わっていることを伝えてくれたのです。
 語学や音楽など、耳を用いるコミュニーションや芸術は、先ず大切なことは、自分自身が“それを理解しうる”と思い込む……いや、すんなり入ってくると思い切ることによって、その能力を自在に使うことが出来る事を説いたのです。それは、まさに「セルフイメージの統制(構築)から始めよ!」という示唆なのです。すなわち、「自分は話せる」という自己暗示(催眠)から始めることが成功の鍵となるのです。

この続きは、また来週のお楽しみ……('-^*)/