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今週の喝 第298号(2011.1.3〜2011.1.9) この世は全て催眠だ(40)〜正月にやること……それは人生の点検整備!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(40
〜正月にやること……それは人生の点検整備!〜

 新年、明けましておめでとうございます。
「明ける」とは、何事も明快にその脈絡を掌握することです。昨年の失敗や挫折など、なぜマイナスの状態が起きたかをしっかりと原因究明し、その間違いをしっかりと修正することによって、今年一年の生き方(方針)と行動規範を明確にすれば、自ずから結果が分かります。つまり、年の始めの1月1日に、自分のその年の成果を見ることで、「おめでとう」と事象の実現に対する言祝ぎの言葉で挨拶をするのです。
 言葉で言うように、当初からそんなに上手く行きません。しかし、毎年このことを継続すれば、歳を重ねるに従って多くのことを気付き、間違いの幅がだんだん少なくなって、最後には間違わなくなります。まさに、サイコ・サイバネティクス理論ですね。
 人の一生は、この“気付き”の積み重ね(反復)をして、その人間の精神を切磋琢磨し、その精神が放つオーラによって、周りの未熟な人間がまた「気付きが大切だ」と言うことに“気付く”というシステムになっているように思います。まさに、失敗は気付きの要素であって、その修正が成功に近づくエネルギーであるが故に、古人曰く「失敗は成功の素」と喝破したのです。
 1月を正月というのは、「修正月」の下二文字を取ったと聞いたことがありますが、まさに、自分を修正する起点にする絶好の機会だと思います。わけも分からず「めでたい」と飲んだくれていると、いつまで経っても、自分の理想を実現化することはできませんぞ……!

=“自分が正しい”と感じたら、それは間違いの始まり=
 まさに「この世に失敗は存在しない。フィードバックがあるだけだ」と宣った天才リチャード・バンドラーの名言が心に響きます。人間の成功・失敗の分水嶺は、如何に自分の間違いに気付き、それを修正して行くかにあり、それをどこまでもやり抜く継続力と執拗性にその鍵があります。
 にもかかわらず、人間の大多数は“自分が正しい”と思うことによって自己満足し、人に間違いを指摘されたなら心を閉ざして、周りと隔絶してでも(縁を切ってでも)プライドを保ちます。このような人間が用いる言葉は、“売り言葉・買い言葉・揚げ足取り・愚痴・捨て台詞”など、人間関係を悪化させるものばかりです。このような言葉を使われたら、心が刺々しくなるのは自明の理ですが、使っている側は全くそれに気付きません。なぜなら、我々の五感(目・耳・鼻・舌・身体)は全て外界の情報を取り入れるようにできているので、内側(自分自身)に関しては非常に鈍感なのです。だからこそ、自分自身のことは親しい人間によってフィードバックして貰わなくてはなりません。なのに、人に対して心を閉ざし、敵を作る言葉で攻撃(口撃)し、孤立してしまいます。まさに、“自分が正しい”と思う心は、捻くれた心を育て、素直という人間最高の宝を腐らせてしまうのです。
 出来の悪い人間は、天才は特別な才能を持って生まれてくるのだと思っているようですが、いくら頭脳明晰でも人間関係がしっくりとゆかないと宝の持ち腐れとなります。まさに、人は特別なことを行って成功するのではなく、通り一遍のことをやり続けることで成功するのです。
 私の周りにも天才的な人間がいますが、彼らはみな素直で屈託がなく、自分自身が理想とするものをしっかりと持っていて、それに向かって日々たゆまぬ努力をしています。その結果、厄介な問題や精神的負担になる様な事象がやって来ると、返ってそれに立ち向かい、闘志を湧かせてそれを克服しようと自ら挑戦して行きます。
 彼らは決して逃げません。「人生逃げ場なし」を肌身で感じ取り、本当の快感は“苦の克服”の後にやって来る法悦感であり、それをまた人生に於いて反復することで癖化し、己の実力として蓄えてゆくのです。
 自分の人生に「念願」をもった人間は、何事も「欲する」のではなく、「求める」精神を芽生えさせます。「欲する」とは、事象(周り)を引き込もうとする心ですが、「求める」心は、自分からその事象に飛び込んで行きます。つまり、素晴らしい行動力を発揮するのです。水前寺清子さんのヒット曲“三百六十五歩のマーチ”に「幸せは歩いてこない、だから、歩いて行くんだよ」とあるように、成功は自らの行動力と素直さに裏打ちされ、その切っ掛けは“出逢い”という偶然の産物から生まれます。
 バンドラーがグリンダー先生と出逢ったのも、彼が積極的に念願達成のために求めた結果、素早い行動力と深い探求心が接着剤の役割を果たし、その帰結として「神経言語プログラミング」が誕生したのです。
 まさに、天は創造的想像力を持つ人間に、恩恵として“出逢い”をプレゼントしてくれるのです。

この続きは、また来週のお楽しみ……('-^*)/