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今週の喝 第80号(2006.10.29~11.4)成功への道しるべ!成功方程式  【記憶術で集中力を鍛える】〜その5〜

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成功への道しるべ!成功方程式
【記憶術で集中力を鍛える】〜その5〜

 基礎結合法という記憶術を使って、脳の活性化と集中力の強化をお伝えしています。
 我々人間が成功する為の要は、どんなときでも「集中」できる能力にあると言っても過言ではありません。
 我々の脳は、「一事が万事」の法則から離れることはありません。したがって、集中力を発揮しようとするときだけ「集中力」が出れば良いのですが、そうは問屋が卸しません。
 慣らし運転をしていて、やっと恒常化した能力が発揮できるように、神様が我々を作ってしまったのです。つまり、「日頃」から訓練を重ねないと、何事も成就しないのです。
 努力とは、このような日頃の積み重ねと、それをやり抜く意志である「継続力」を鍛えることを言うのです。
 前回までの注意点を復習しますと、

●強烈なイメージ、奇想天外なイメージの発揮
●決してイメージチェンジをしない   の二項目でしたね。

=絶対に過去を振り返るな! 基礎結合法の秘訣=
 先週は上品に教育された人はそれだけ、イメージも希薄になりがちと何ともショッキングなことを申しましたが、ここで言う上品とは、人の感情にグサリと入ってこないことを言います。
 私も学生時代は、特に国語が苦手でした。でも音楽や歴史は大好きでした。このことを今になって分析すると、私が接した国語の先生はとても上品に、過去の名作について語っていたことに気付きます。例えば「明治の文豪・二葉亭四迷の『浮雲』は言文一致体で書かれ……」と教えられたとき、私の脳みそは全て感情や欲求に支配されていましたので、その全てを拒否し、その結果、国語の点数は低空飛行をしておりました。
 しかし後年、何かの論説で、「二葉亭四迷」というペンネームは「くたばってしまという言葉の“もじり”であり、言文一致体とは、文章をただの話し言葉で書き、民衆をより文学に近づけた功労者こそ彼であると知ったとき、なんでもっと早くこの人間に興味を抱かなかったのだろうかと悔いたのを覚えています。そして、芸術家や文学者、また芸人にはこのような洒落を好く人が多いと分かったとき、彼らにのめり込んでいった私を思い出します。江戸川乱歩は、彼自身感化を受けたエドガー・アラン・ポーのもじりペンネームであり、クレージーキャッツの谷啓は彼の尊敬するコメディアン、ダニー・ケーから名付けたのです。
 話はそれましたが、興味深く教えてくれていたなら(人の所為にしてはいけませんが)もっと、国語の点数は上がったのではないかと今更ながら思います。そして、私の音楽と歴史はその先生がとてもグロテスクに、それを教えてくれた事に起因します。
 「徳川御三家は下痢だ」そのこころは「キシュー、ビシュー、ミトミトミト」とその下利便の様を音感で教えてもらったことを今も思い出しますね。つまり「紀州、尾州、水戸水戸水戸」なのです。
 よって、最近の子供達の数学・理科離れも先生の資質(イメージ力が希薄)ではないかと私は感じています。
 ということで、記憶には強烈なイメージ、そして、イメージチェンジをしないことが肝要であることがお分かりいただけたと思います。私は「教育とは、イメージ力の喚起によって集中力を育てること」と心得ております。

 そこで、今週の注意点ですが、

以上の二つをしっかりやればよいにもかかわらず、人間は自分の心に「不安」というやっかいな悪魔が潜んでいます。不安は不安定の単略語です。心が不安定になるために、人は「あの時しっかりと確認しただろうか」などと、過去に目(脳)が行ってしまいます。

 今まで、上品なイメージだけで過ごしてきたた人は、特にこの症状が出てきます。その為に、人は何度も何度も反復練習してそれを無意識の状態にまで落とし込むことを覚えました。しかし、これもまた根性がいります。ここまで出来ない人が大半です。でも、自分を信じてください。強烈なイメージは反復練習に勝るとも劣らないエネルギーをもっていますから、何があっても、どんな不安に苛まれようとも、

 過去を振り返ってはいけません。

 例えば、15番のイメージをしていいるとき、人は無意識に「5番は何だったかなあ」などと現在に集中しなければならないのに、気が散ってしまう傾向があるのです。これこそ悪魔の成せる業です。自分の能力(集中力・記憶力・イメージ力)を信じて欲しいのです。


続きはまた来週……!