M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第743号(2019.7.15~7.21)この世は全て催眠だ(484)〜素直な疑問!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(484
素直な疑問!

 このコラムの7月8日号(先週)で、人の感性は名曲を聴くと、70%がもう一度聞きたい25%が自分も同じように演奏したい、そして、残りの5%の中には作ってみたいと思う人がいることを伝えましたところ、読者の一人である名古屋在住の税理士・片野千哉先生から、
 「70%の私が、5%を知る人の深みにどうもってゆくかは、仕事の上での大きな課題です。方法はあるのでしょうか?
という質問を下さいました。
 この70・25・5%の法則は、人間が本来持って生まれた感受性の比率ですが、このことを知り、自分もより豊かな感性を持って生きて行きたいと思った人は、感性を鍛えて行く事ができます
 
 7月7日(日)に我がM&U SCHOOLのホームグラウンドである京都宇治の心華寺で、
『不滅の法燈』ご分燈20周年記念大般若経六百巻転読大法要
が営まれました。
 この日は、心華寺住職であり、我がM&U SCHOOL理事長の斯波最誠和尚の師僧で、善光寺大勧進(だいかんじん)貫主(かんす)・瀧口宥誠(ゆうじょう)大僧正(だいそうじょう)猊下(げいか)お導師として迎え、中国唐の時代、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)法師が天竺(てんじく)(インド)より持ち帰り、自ら翻訳した大般若経の転読会(てんどくえ)が催されました。それと同時に、摩訶不思議なご縁から、天台宗大本山比叡山延暦寺に1231年前より開祖・伝教大師によって手ずから灯された“不滅の法燈”が心華寺にご分燈されて、20年の節目を迎える記念の式典を挙行したのです。
 この“不滅の法燈”は、伝教大師が延暦寺根本中堂を建立し、自ら薬師如来ご本尊をお彫りになり、
 「明(あき)らけく、後の仏の御世(みよ)までも、光(ひかり)伝えよ法(のり)のともしび
と御心を込められて点灯された尊火です。

 

★★摩訶不思議は情熱と感動から起こる!★★

 斯波最誠和尚は、比叡山延暦寺にて得度の儀式を受け、根本中堂にお礼の参拝をした折り、初めてお堂の真ん中に灯る“不滅の法燈”を拝んだ時より、和尚のまぶたの裏にこの灯りが焼き付き、爾来50有余年にわたり、常に心の中にこの命の灯火(ともしび)が灯っています。
 そして、今から20年前、潜在意識の叫びからか、突然、延暦寺執行(しぎょう)・清原恵光(えこう)大僧正に
 「何とぞ我が心華寺に、ご分燈下さいますように
と唐突な願い出をしたところ、
 「心華寺に不滅の法燈を分燈する理由はない、しかし、分燈しない理由もない
という摩訶不思議なお言葉により、第255代天台座主・渡邉惠進(えしん)大僧正猊下より分燈され、心華寺の観音堂内に安置されております。これこそ斯波和尚の一念が潜在意識(集合無意識)を通して比叡山を動かした念力です。
 一つの素直な感動が、やがて大きな波動と共振し、「摩訶不思議」な事象を演出する……まさに「念ずれば花開く」世界が体現されたのです。これこそ“神通力”がはたらいた証です。
 神通力とは、人の世界には、現象として見えるものと、その現象を引き起こす原動力となる“法則”があり、こちらはいくら五感をはたらかせても実態を把握することは出来ません。例を挙げると「引力」が分かり易いですね。引力を見ることは出来ませんが、リンゴが木の枝から地面に落ちるのは見られます。ニュートンは、そこに“何か”あると思って「引力」の発見を成し遂げました。
 般若心経では、現象のことを「」(ルーパ)といい、法則のことを「」(シューニャター)と表現しています。人間の「行動」(色)は見ることができますが、その行動を誘発する「」(空)は見ることが出来ません。ですから「色即是空、空即是色」なのです。真の意味は「空なる“法則”自体の働きに気付け!」と言っているのです。この法則を作ったのは誰か……科学者は、分からないから“Something Great”と表現しました。つまり「」です。ですから心に強い思いを持てば、心の法則(神・空)がその強さに応じて共振し、現象を引き起こすのです。それが神通力の正体です。
 斯波最誠和尚の一念が、伝教大師手ずから灯した“不滅の法燈”のご分燈を可能にしたのです。そして、それを拙いですが私のリーディングで、斯波和尚の手から、会場に集まった全員の方に分燈し、最後にその炎の中に、愛する人達の姿を重ね合わせ、それを自分の心に強く焼き付けることで、この分燈の儀式は終わりました。
 これは凄いことなのです。伝教大師手ずから灯した“不滅の法燈”が、自分の手元の蝋燭に灯っている……言い換えれば、伝教大師様が自分の両手の中にお越し下さっている。斯波最誠和尚が初めて“不滅の法燈”を拝んで“感動”したからこそ、神通力が備わり、そのパワーで我々衆生に不滅の法燈が灯っているのです。
 しかし、少々残念なことに、転読会に来て下さった皆さんは、そのような奇跡的な出来事を感知した人は少なかったように思います。私は、分燈をリーディングしているとき、幾度も感動の余り涙声になりかけました。

 片野先生からの質問の答えは、このようなところにあるのです。1231年間の時を超えて灯され続けた、本来、決して手にすることなど叶わない“不滅の法燈”の灯火が、自分の手中にあり、その灯火に自分の“誓い”をたてるチャンスを天より頂いたにもかかわらず、現代人は感動することを忘れてしまったのです。ですから、感動も、尊敬も、憧憬も、集中力も、信仰心も、心より湧きいずる事はありません。即ち、現代人は唯物論的になりすぎて「アパシー」(無感動・無感覚・無感心)となり果てたのです。
 5%の人間は、この人間らしさに気付き、感受性を育んでいる人達です。このことに気付いたあなたは、今からでも遅くありません。あらゆる事に深い感動を求めて生きれば良いのです。

 

この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/