M&Uスクール

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今週の喝 第735号(2019.5.20~5.26)この世は全て催眠だ(476)〜やる気と勇気、そして自信がお腹の底から湧いてきた!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(476
やる気と勇気、そして自信がお腹の底から湧いてきた!

 小学校の時は「アカンたれ」で且つ「内弁慶」の私でしたが、その頃芽ばえた感性や感覚の大きなパワーに後押しされ、どんなに苦しいことも嫌なことも、忍耐強さを培ったのが中学生時代でした。このコラムでは私の半生を振り返りながら、色々な不思議体験が起こり、それを紹介することで、私自身「何故そんな現象が起きるのだろう・・」と、一つ一つの原因から出た結果を、私の見解を交えて紐解こうと思っています。
 さて、今津中学校吹奏楽部で得津武史先生からシッカリと根性努力を仕込まれた私ですが、最も大切な中学3年生のコンクールで、根性と努力の他に「情緒」というものが音楽には必要であるということを、「敗北」という一番過酷な方法で叩き込まれました。今だから、このように平然と言うことが出来ますが、やはりそのショックの大きさを乗り越えるには、相当な時間が掛かりました。
 そして、これまたタイミング良く、高校の合格発表の日にフルートとステレオをGetすることが出来、その時、市吹の指揮者で私が中学1年の時に音楽の指導をしてくれた石川学先生から
「コンクールの敵討ちを一緒にやろう!」
と言われた時、胸の中に凝(しこ)りとして残っていた私は負けた」という敗北感を乗り越える方法として、「敵討ち」という手段があることを知ったのです。卒業してからも、このように私のことを気配ってくれる、それも自分を指導してくれた人達が、自分を必要としてくれ、尚且つ新品のフルートまで用意して迎えてくれるのです。私は、人間として最も大事な「夢と希望」の扉をノックする人が居ることに気付き、まさに「目から鱗!」……俄然、やる気と勇気、そして自信がお腹の底から湧いてくる実感を得たのでした。

 

★★私の心の合い言葉は「敵討ち!」★★

 言ってみれば、中学に入学して初めて耳にした吹奏楽の響きに脳天を殴られた感覚で、それまで一番恐ろしい存在であった父・郁郎に逆らい、吹奏楽部入部と同時に、
 「成績が落ちたら、辞めさせる!
という恫喝に真っ正面から挑めたのも、私の中から湧き出した“感動と歓喜”の感情で、それこそ中学3年間のあの厳しい練習、勉強の時間も取れない中に“先生に集中”することで上位の成績を保ってきたのも、決して勉強が好きになった訳でも何でもなく、唯々「敵討ち」のような感性で突き進んで来たからです。ですから、私の心のキーワードに「敵討ち」が、以後しっかりと貼り付くことになります。
 「感動と敵討ち」……なにか捩(よじ)れた心ですが、そのエネルギーは凄まじいパワーを持っています。後に潜在意識を研究するようになって、モチベーションの三大パワー「憤怒・欲求・憧憬」の“憤怒”そのものです。
 何か違和感のある感情ですが、何はともあれ、どんなものにも立ち向かってゆくバイタリティーだけは備わりました。人から見れば、そんな内実は分からないので、単純に「完遂力」を持っている人間と見られていました。そして、作曲や編曲に憧れ、また、高校の各教科の先生方とも積極的に交わり、テストの情報なども入手するなど、他者から見ればとても快活に映っていたと思います。ですから、学級歌なども選考無しに私が作ることになり、みんなはそれに追随してくれました。こうなれば、心には恐ろしい毒牙が芽ばえぬはずがありません。そう、「傲慢・天狗」という毒牙です。
 「1年4組が独自の学級歌を歌っている」という情報は、瞬く間に学校中に知れ渡り、みんな「我も我も」と同じようにやろうとしましたが、そのような感性の持ち主がそこら中にいる訳もなく、私は即座に有名になりました。そして、市立西宮高校の吹奏楽部からも入部の勧誘がありましたが、今まで今津中学の厳しい練習に耐えてきた私にとって、4時半から6時までの練習で日曜日はお休みと、緩(ぬる)いクラブには全く嗜好が向かず、それに自分のクラスに居た中学で吹奏楽をやっていた人達も、いい人ではあるけれど、そこに「立ち向かう」精神を感じられず、ナヨナヨと見えました。このように、吹奏楽部を辞退したと分かった時、同じクラスの4人の女子生徒が、
 「梅谷君、コーラス部に入ってくれへん!?
と、誘ってくれました。私は小学校6年生の時、音楽の田中信雄先生の下でボーイソプラノとしてコーラスの経験があるのと同時に、その4人がみんな今中にいた時とは比べものにならないくらい(失礼!)美女で品性が良く私の概念にはない人達だったことに心が動かされ、誘われるままにコーラス部に入部しました。そこは、女性25名、男性1人(私の入部で2名)という全く混声合唱団の体を成さないクラブでした。そして、女性の部長が指揮者を兼務していて、当たり前ですが、素人が唯々棒を振っているだけで、指揮者の役割など全く分かっていませんでした。

この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/