M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第685号(2018.6.4~6.10)この世は全て催眠だ(426)〜神仏の恩恵は“出逢い”という形でやってくる〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(426
神仏の恩恵は“出逢い”という形でやってくる

 今、このコラムは京都の宇治徳洲会病院702号室で執筆しています。丁度一週間前の土曜日、M&Uスクールの開催日一日目の夜、少し腰痛が強くなってきたなと格闘していました。その日に皆さんにお伝えする授業内容は、しっかりと出来たという自覚の下、使命を果たした安堵感と同時に一気に“気”が抜けた感覚が身体を走りました。一日目の授業の締めは坂谷茂樹先生にお任せしていましたので、安心すると同時に、食欲もないので、もうこのまま休もうと思っていたとき、授業が終わった旨の報告を貰いました。
 ここまでは覚えているのですが、「先生大丈夫でしょうか」と来た生徒さんにお礼を言うと同時に、トイレに行くために起きようとしたときです。全く身体に力が入らず、意識が朦朧としてきました。それから後は、生徒の皆さんが「すごい熱だから、これは病院には救急車に任せるしかない!」という声が遠くで聞こえてきて意識が途切れました。
 実は、入院する一ヶ月ほど前から、腰痛が始まったので、西洋医学東洋医学に拘らず、また経験者などの意見を踏まえて病院行脚をしていたのですが、詳細は抜きにして、8人の医師の診断を受けました。そして、ショックを受けたのは、それぞれのプロが皆さん同じ症状で言うことが異なるのです。家の近くの大病院の医師は「ただの腰痛だから、鎮痛剤を飲んで寝てなさい」という始末です。
 私は如何なることでも、辻褄が合わないことを実践する気概は持っていません。そこで六月に入ったら、キリスト教系の西宮の病院でペット検査(癌)を含めた人間ドックを受け、それを足がかりに自分が納得する原因を探ろうと思っていた矢先の出来事でした。
 ご縁とは、誠に不思議な“出逢い”をもたらします。40度近い発熱が1日遅ければ、この宇治の病院には居ません。そして、救急搬送された救急担当医は、「これは、ただの腰痛ではない」と判断し、緊急入院と同時に症状から考えられる病状の処置をした上で、二週間の検査を今している最中です。この判断を下した碓井(うすい)医師に出逢っていなければ、ただの腰痛は益々悪化を辿り、七転八倒の中もしかして、命を落としていたかも知れないのです。まだ、病名は特定されていませんが、血液が感染症を起こしたのが原因で、今どの抗生剤が有効かをチェック中です。
 私はこの事象そのものが、心華寺金港弁財天さまの恩恵だと確信しています。

 

★★人生の苦悩は天が与えた卒業試験★★
 今、このコラムでは、私が体験した事象から人生に於ける苦や楽の意味を確認した者が、その苦楽を克服できることを伝えるべく書いています。すると、もしあの時、あの人と出会っていなければとか、あの嫌な出来事すらこのような意味があったのかと過去の意味が分かります。 
 しかし、人の人生は後知恵で理解しても何の意味もありません。さすれば、今起きている事象にも私にとって大きな意味がある、喩え、それの意味を今は解からずとも、自分の人生にとって総て必要なことに違いないと考え、今、このように現在の梅谷忠洋の選択肢と優先順位がどんな因果律で形作られたのかとその脈絡を追ってゆくと、過去のどんな些細な出来事も今の自分を形成するのに必要であったことが理解できます。
 少々宗教的にはなりますが、我々は縁という目に見えないけれども確実に生きとし生けるもの総てが体験してきた、運命を形作るもの、影響を受けるものの下に居ることだけは事実です。
 もし、私が中学の時得津武史先生と出逢っていなかったら、もし、文化果つる地今津に生まれていなかったら、もし私の父が頑固一徹の郁郎でなかったら、と思念してゆきますと、総てが今の私の存在に必要であることが分かります。
 従って、今、私が患っているこの血液感染症も、苦しみの中から碓井先生というプロとの出逢いで一条の光明が差しつつあります。そして、私が音楽大好き人間であったことで、あらゆることに耐える心が宿りました。笛をより上手に吹くためには、天ぷら棒の嵐は必要不可欠であったことが分かります。晩年の得津先生は足が真っ赤に腫れてのたうち回る“痛風で苦しんでおりました。その原因は、日本一を連続してゆかなければならないプレッシャーに耐えきれず、脂っこい食事、多量の酒で自分を誤魔化した結果です。それに気付いた先生は大いに反省し、自己改善を熱心にしていました。
 私も、私の所業が“血液感染症”を起こし、激痛にのたうち回っているのです。これを克服することこそ、今は亡き師匠が苦悶の中から勝ち取った名誉や努力、また反面教師とも言える暴飲暴食から招いた病気総てが、私に残してくれた「卒業試験」なのです。

      この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/