M&Uスクール

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今週の喝 第655号(2017.11.6~2017.11.12)この世は全て催眠だ(396)〜 “引き込み係数”は、業×縁で決まる!? 〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(396
“引き込み係数”は、業×縁で決まる!?
 
  M&U SCHOOLは、分水嶺を研究する学校です。つまり、あらゆることの分かれ目は何処で、どこから始まり、何故分かれるのか……これが明快になれば、人生の修正が可能ではないかと考えたのです。そして、42歳の時、「凡人六原則」と我々が呼んでいる、6箇条にわたる一つの法則を見つけました。この6箇条は、全て自分を正当化するためのものです
 そして、最近発表した人間のエネルギー方程式、[aE/X]も、画期的なモノの見方です。a=引き込み係数、E=能力係数、そして、X=気散係数です。
 この方程式の発想は十五年ほど前からあったのですが、太鼓判を押せるまでには、多くの人達を調べる必要がありました。そして、得た回答は、ほんの一部の人間を除き、ほとんどの人間の能力(=E)は、ほぼ同じであることです。つまり、頭脳明晰性(頭の良さ)は大同小異、みんな同等だということです。頭脳に優劣はないのに学校の成績や、会社での仕事の質や量は大きく差が出ています。能力が同じなのに、成績が異なることの矛盾を解決してくれたのが、a(引き込み係数)とX(気散係数)です。
 引き込み係数とは、その人間が長年培ってきた人格によって、どれだけの人間を自分の人生に関与、引き込めるかというものです。そこには、人生に対する姿勢や人間関係に於ける表情、そして、自分が進もうとする道を解説するための言葉や態度による説得力、そして、それを行動に移す実行力で決まります。そして、この“姿勢・表情・言葉・行動”は「」をどれだけ引き込むかを決定します。
 それらは、生まれた時から「才能」として備わっている人もあれば、学習によって習得する人間もいます。そして、それらに気付く過程で、「出逢い」が大きく関与します。また、出逢っても、それを活かせる人間と活かせない人間に分かれるのは何故なのか……などを考えると、一括りに「それは仏様が決めたことだから」、つまり、生まれる前に決定されたことで、「(ごう)」と名付けました。この「業」と「縁」の集合要因で「a」が決まると仮説を立て、その人間の持つ引き込み係数を調べてゆきました。

 

★★自己正当化は「衰老の辛酸」を招く!★★

 この人間のエネルギー方程式のX(=気散係数)。これは逆に言うと、どれだけ“集中力”があるかということです。これは、業(前世)と縁(今世での出逢い)の中で生々された性質と考えますと、aは出来るだけ大きく、Xは出来るだけ“1”であるのが理想です。
 このようにして人間のエネルギーが決定されますが、この世に生きとし生けるもの全てが、このエネルギーを出来るだけ使わずに生きてゆけるものならそのようにしようという“省エネ本能”が作用してきます。人は、この本能が無意識の内に心や行動に働いて、「横着性・面倒くさがり」の心を育んでゆくのです。
 しかし、人はそれが不名誉なこと(怠け者の証し)という感覚も内心に覚知していますので、そこに理由付けが必要となり、凡人六原則第1箇条「私は正しい!」と自分自身に言い聞かせるために、あらゆる理由を探し、こじつけをするのです。それを分析すると、物事に対して「削除・歪曲・一般化」して、自分を正当化しようとするのです。これで、人間に最も大切な“素直さ”が色褪せます。
 “眼”が良い例で、外側のことは見渡せるのに、自分のこと(内側)は見えません。それと同様に、自分を正当化する者も、人(外側)がそれをやるとすぐに見抜き、自分のことは棚に上げて相手に不信感を抱きます。
 言い訳や理由付けは、本人にとって、とても真剣で正義感溢れる所業ですが、それを聞く側は不愉快極まりありません。しかし、これも又、自分が同じような立場に立った時のことを考えて、上手く受け流し、それがその人間の性質に組み込まれて信義が何処にあるのか分からなくなってしまいます。
 そして、そのような言い訳や理由を喋る自分も聴く訳で、それを癖化するとは“反復”するわけですから、自分自身でもだんだん何が本当やら分からなくなってきます。それでも、人間の本能は、「自分が正しい」という大前提を正当化しようとしますから、「理性」を棄て、「感情的」にその場をしのぐことで、自分の心に安寧をもたらします
 人間の幸福感は、自分の心に“快”が宿れば「それで良し!」とする事でもたらされます。動物、例えばライオンは、お腹が満たされていれば、眼前をシマウマが歩いていても襲いません。しかし人間は、時間概念(理性)を持っていますので、「蓄える」という観念を芽生えさせました。これには、もの凄い努力が必要です。そこで感情(Now & Here)を優先させれば、瞬時、今を楽しむことが出来ます。これが、生き物の省エネ感覚と相まって癖化し、多くの人間が周りと“比べる”ことで自分を正当化(私は正しいという証しを求める)してゆきます。また、“周り”も同じようにする人間が大多数を占めるので、さも「自分は正しい」ように自分自身に自己催眠を掛けてゆくのです。そして、それを長年続け晩年になると、取り返しの付かない状態=“衰老の辛酸”を嘗めることになるのです。

   この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/