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(13)ジャッキー上田

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最初、梅谷先生から皆でアウシュヴィッツ視察旅行に行こう!

と言われた時、自分は業種的に無理だと感じました。夏休み、年末年始は日本全体が休みますから休みますが、それ以外の時、長期に休んだことはありません。(以前、病気で入院し2週間入院したことがありました。経済的な意味も含め大変でした。)

 恥ずかしい話しですが、歯科医院は一日診療していくらと言う日銭商売です。一か月、何日診療したかによって月の収入が決まります。勤務医もいますが、自分も動かなければ医院経営が成り立ちません。アウシュヴィッツに行くとなると長期で休まなければなりません。しかも長年勤めた歯科医が退職し、4月から新人の歯科医が入り、まだまだ一人にして長期間不在に出来る状態ではありません。締め切りギリギリまで行こうかどうしようか考えました。

 

 そんなある日、

 梅谷先生から貴方の考えは全部間違っている!逆をやりなさい!捨てよ!委てよ!私は(梅谷先生)師匠の宇宿先生から言われた事を「まるもん食い」して来ました。と言う言葉を思い出しました。

 この場に及んで悪い頭で考え実行に移そうとしない自分、梅谷先生が仰っている事を「まるもん食い」をしない自分がいます。

 今回のアウシュヴィッツ視察旅行はそんな自分が試されています。

 それが行く事を決めた理由です。行くことを決め直ぐにお金を払ったらスッキリしました。そうするとどんどん仕事がはかどって行きました。

 この文章は9月末に書いていますが、長期休んだ割には診療所は上手くいっています。

  梅谷先生に、長期不在でいても売り上げは良かったと報告したところ、上田先生の仕事は、売り上げが良かったのではなく、何人の患者さんが喜んでくれたかではありませんか?と一喝されました。その通りです。

 

 アウシュヴィッツ視察旅行に行くことを決め、貴重な体験をする事が出来、良かったです! 今度はカンボジア視察旅行です。アウシュヴィッツまで行ったのですからハードルが低くなりました。皆で行きましょう!

 

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