M&Uスクール

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1.はじめに

2017年3月7日、私に送られて来た一通のメールに添付された資料には、

2017年9月14日から19日までの行程によるアウシュヴィッツ視察研修計画が具体的に書かれていました。その瞬間から、私の心の中では様々な葛藤がありましたが、行けなくなる理由ばかりを探していた消極的な自分が今となれば思い出されます。

 しかし、2017年8月7日付けで正式な行程表が旅行会社から届いた日時点で覚悟を決めていました。この視察研修の旅を終えた時点で、私が感じたもの全てを受け入れ、

「もっともっと積極的な人間へ変身する起点日にしてやるぞ」と自誓してからは、万全な心身状態で旅立つことだけに意識を集中し、ユダヤ人の歴史の疑問点を全てインターネットなどから得られる情報を集めながら、学ぶ準備を続けた結果、迷いや惑いは捨て去った状態にして出かけることができました。

 

 人間による大量虐殺が行われたポーランドの町、アウシュヴィッツ=ビルケナウ絶滅収容所を訪ねることで、現地の土を自らの足でしっかりと踏みしめ、自らの目でその悲惨な遺品などを瞼に焼き尽け、あらゆる匂いを自分の鼻で嗅ぎ、そよぐ風の音やガス室へ送り込まれるまでに待ってた森の中から聞こえる悲惨な声も自らの耳で聴きもらさず、その異様な雰囲気の冷たさを肌で敏感に感じることになりました。

 

 ここで感じられるものが「何」であるのか...今回の視察研修を共有できた師友の感受した記憶を少しでも多くの文字に残し、永遠に忘れないように保存しておくことにしました。そして、この一冊の本は、私達をここまで導いてくださった梅谷忠洋先生へ捧げる誓書とも言えるでしょう。また、今回参加できなかった同志にも、この本を読んでもらいたいと心から願っています。それはきっと、この本を読めば読むほど、「行けば良かった」と悔しい思いを抱かれることになるはずです。そして、これから数年後、数十年後に、その違いが必ず現れているからです。だからこそ、少しでも多くの方がこの本を読んでいただき、現地へ行った仲間と少しでも同じ気持ちを感じてもらえることを心から願っています。

 ファイヤー竹本

 

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