M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第643号(2017.08.14~2017.08.20)この世は全て催眠だ(385)〜 出来ないのは、やる気が無い?! 〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(385
出来ないのは、やる気が無い?! 
 私の息子の友人に、世界一の栄冠に輝くピアニストのTさんがいます。彼の指先から醸し出される音楽は、まさに超絶技巧!そして、とてもロマンティックな雰囲気です。一度、Tさんが言うには、指のことを完全に忘れたときこそ良い音楽を演奏できると、凡人にはなかなか想像し難いことを仰る。
 そんな彼が、教授を務める音楽大学の近所にマンションを借りました。しかし、数週間も経たない内にそこを引き払い、元のホテル暮らしに戻ったと聞いたので、その訳を尋ねると、
 「近所のコインランドリーで洗濯するのに、その使い方がよく分からない」と言うのです。
 まさか、天才ピアニストが町のコインランドリーを使えないとは思えません。店に入ると大きな絵文字で使用法が明示されています。さすれば、読んでいないか、読む気がないのです
 これは、私のスマホ体験からの憶測ですが、私は色々とスマホを活用したいとは思うのですが、ソフトをインストールする際のパスワード登録やその他の煩雑な作業が苦手で、なお且つ、すぐにパスワードを忘れてしまいます。しかし、パソコンの音楽ソフト(フィナーレ)は完璧に使い熟しています。
 これを自己分析すると、そのキーワードは“思い入れ”の一言になります。私にとって、スマホは便利であれば良いけれど、フィナーレは絶対に必要!
 この違いが、使える使えないの分かれ目なのです。どう見ても、私自身(自惚れですが)能力的欠如は感じられません。しかし、スマホが壊れたとき、新しいモノにChangeし再インストールするのは、それに興味を持ち驚異的な知識の持ち主のK君に少々のお小遣い付きで依頼しました。その時、「スマホのこと、出来ないからお願いね」
と言うと、K君は、嬉々として「了解!」と笑顔で引き受けてくれました。

  

★★頭脳明晰性の鍵は興味と集中?!★★
 世界的ピアニストのTさんも、私の感覚と同じだろうとおもいます。これを分析すると、スマホやコインランドリーが扱えないのは、単純に“扱う気が薄い”となります。私もそうですが、スマホに気を取られている間があれば、音楽や執筆がどれだけ出来るやらと、心の奥底で思っている自分が存在します。きっとTさんも同様に、「コインランドリーの使い方をマスターしよう」という“気”がないのです。
 ですから、「出来ない」のではなくて、「興味が湧かない」=「もっと大切と思うモノがある」という結論です。同様に、私が顧問を努める会社に、中途採用で航空自衛隊出身のMさんが入社しました。彼は航空自衛隊ではF16戦闘機のパイロットで、家庭の事情でその優秀な技術を放棄して故郷に帰ってきたのです。その彼に、先ずは仕事見習いとして在庫管理をやらせると、これが全くでたらめな記載をするのです。そして、結局退社して行きました。
 これらの例から、私が日頃から仮説を立てているように、
 「人間の頭脳に大差はなく、そこにある“興味”(自分の心の方向=気)が明暗を分ける
のが分かります。私は、口では
 「やろうと思えば、スマホもマスターできるよ」
と言いますが、
 「じゃ、何故やらない?」
と自問自答すると、全くその“気”が起きないのです。ですから、人間の能力というのは、その事柄に対する興味(=好奇心や疑問)の強さが決め手となるのです。そして、その興味に対して、自分の心に、
 「何故それを求めるのか」
という意味が明解になれば、なお一層それに向かって行きます。そして、それが社会的に評価されることで“道(タオ)”を意識し、そこに「使命」を感じるようになって行くのです
 このような人は、俗にいう世間一般の常識からは外れています。将棋の藤井4段も、世間では将棋から見たその能力の高さを賞賛しますが、きっと、どこかで一般人が出来ることが「出来ない」何か……いや、「やろうとしない」ことは、全く出来ないと思います。(間違っていたらご容赦!)
 もう理解できてきたと思いますが、人間の能力は、その心(命)の方向性である“気”の量(強さ)なのです。これに気付いた人達が、
 「念ずれば花開く」
を初めとする、一般には「ニューサイエンス」と呼ばれる精神の作用を主軸にした成功哲学を、科学的な概念を用いて確立していったのです
 しかし、先の例のように、世間に認められたり、役に立つ人間は評価の対象になりますが、これが、先々回話した“はじめちゃん”のように、凄い能力だけれども「世間の役に立たない」ことをする人達を、社会は「アスペルガー」または「発達障害」として、病気扱いしているのです

  この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/