M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第642号(2017.08.07~2017.08.13)この世は全て催眠だ(385)〜人への絶賛は、自分がやらない理由付け?!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(383
人への絶賛は、自分がやらない理由付け?! 
 私が皆さんに伝えようとしていることは、「天才も発達障害も紙一重だ」と言うことではありません。私自身の仮説として、多くの人達を観察研究してきた結果、人の持つ才能の量?は、みな等量であると考えても、厳然と残る能力差や社会格差はなぜ起こるのか、その原因は何かを明らかにし、その論理通りに、皆さんが自分や周囲の人間の能力開発をして欲しいからです。
 将棋の藤井4段は、中学生なのにその才能を発揮し、厳然と我々の耳目を一つにしています。また、来るオリンピック選考会を見ても、若い人達が素晴らしい能力を期待され、新たな記録を次々に生み出しています。そして、日本も国を挙げて、その人達を養成する施設を作り、専門家をその任に当たらせています。
 しかし、ある程度の成果は出ても、劇的に飛躍的に目を見張るという所までは、至っていないように思います。
 これらの事象を見て、我がM&U SCHOOLは、養成法以前に根本的な事を踏まえていないのではないかと考えました。
 私たちは、学校での成績の悪さを、
 「自分は頭が悪いから、脳みその構造が秀才達とは違うので、覚えたこともすぐに忘れる」
と、マイナス感性で自分を貶め、「頭脳の悪さ」を逆手にとって、勉強をしない為の言い訳に用いているように思えてなりません。現に「私はアホだ!」と言っている人間を観察すると、勉強をしているのを見たことがありません。
 東大や京大という一流大学に合格した人間をみて、我々凡人は「あの人は凄い!」と絶賛しても、自分もその人のように東大や京大に行きたいと思って、猛勉強する人は一握りです。大概の人間は、「凄い!」と絶賛をして、「自分には無理だ!」という理由付けをする為に、褒め称えているのではと思ってしまいます。

 

★★心構えが定まれば、あとは大同小異!★★

 我の知り合いに、毎週日曜日にはゴルフ場通いをしているシングルプレーヤーがいます。一緒に酒を酌み交わすとゴルフ談義です。私はゴルフをやらないので少々食傷気味ですが、そのような思考を持った方を研究するにはとても良い材料(失礼!)と思い、一緒にゴルフ場までついていったこともあります。私が見ても素晴らしいショットなので、
 「それだけ好きで、技量もあるのだから、プロを目指せば」
と、挑戦を促すと、
 「いやいや、そんなにプロの世界は甘くは無いですよ。それにこの歳で職業を変えるなど、妻に放り出されかねませんからな。ワッ、ハッハッハッ!」
と、上手く躱されました。
 ところが、それとは真逆に、以前スーパーマーケットの店員だった一人のK青年が、私の講演を聴き
 「私も、やろうと志せば夢は叶うのですか? その為には、どのような努力をすれば良いのでしょうか?」
と、真顔で詰め寄ってきたのです。私は彼に、潜在意識のパワーの凄さと、その活用法を伝え、自分が自分のことをどのような人間で有り、どういう人格を持っていると思っているのかで決まる“セルフイメージ”の話をしました。
 事の顛末から言うと、彼はその後1週間ほどして、スーパーに辞表を出し、そのまま行方知れずになったのです。私はチョッピリ自責の念に駆られながら、日が経つにつれ、そのことは忘れてゆきました。
 そして、それから10年ほどの歳月が流れた頃。私の自宅にメルセデス・ベンツのSクラスの高級車が横付けされ、助手席には妙齢の美女が乗っているのです。そして、運転席から出てきたのは、恰幅も良くなり、満面の笑みをたたえた件の青年です。そして、隣の美女は先月結婚したばかりの奥様でした。
 あまりの突然の出来事に立ち話で(失礼!)一時間ほど話を聞くと、私の講演の後、心の奥底にある自分を本当の意味で支配しているもの(潜在意識)は、ゴルフであることを感じ取り、全てを投げ打って師を求めてさまよい歩いたそうです。そして万事休す。いよいよお金が無くなると言うときに、有名プロゴルファーとの邂逅から、荷物持ち兼雑用係に抜擢されたのです。そして、その師のお陰で自分もレッスンプロまでこぎ着けた頃、練習のし過ぎから腕の筋肉を断裂してしまい、夢を捨てざるを得なくなりました。
 努力に努力を積み重ねたプロゴルファーへの道が閉ざされ、失意のどん底にいたとき、何と私が彼の夢枕に立ち、
 「あなたはこの世にゴルフ用の人間として生まれてきたのではないよ。ゴルフに立ち向かったときの精神を忘れず、自分自身の能力を見つめ直せば、どんなことも成功に導く能力を持ってるよ
と言ったそうです。その言葉に、勇気づけられ奮起して、今ではコンピュータ・ソフト会社を立ち上げ、100人ほどの従業員を抱える中堅企業の社長となりました。そして、ふと私の事を思い出し、わざわざ東京から博多までの途中、私を訪ねてくれたのです。
 K君の腕は、先ほどのシングル・プレーヤーと大同小異です。この事例は、私に人生の在り方の大いなるヒントとなり、才能とは何かの回答を与えてくれる事象となりました。

     この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/